こんにちわ。編集の酒井です。
今までSilky peopleで「絹のようなピュアなライフスタイルを求める人」たちへの取材を通して気づいたこと。
それが「移住してきたことに対して、非常に満足している方が多い」ということです。
今のところ、群馬県の桐生を中心に取材をさせて頂いてますが、(今後、他の地域の方にも会いにいく予定です。)
満足できる移住生活をどのように手に入れたのか。そのヒントになるような言葉を今までたくさんいただいてきました。
実は、私自身も家族を連れて移住を検討しているので、取材を通した学びについて一旦まとめてみようと思いこの記事を書いています。
移住成功のヒント:移住の候補地に行って、歩いてみる。
これについては、ご夫婦二人でパン屋を営んでいる「野路さん」の取材をしている時に感じたことです。
野路さんに、最初にパン工房を構える場所をどのように見つけたか伺ったところ、
インタビュアー酒井:
お二人が桐生にパン工房を構えたきっかけはなんだったんでしょうか?野路 あやさん:
もともと夫婦で「家のすぐ裏に山があるところに住みたいね」って話していたんです。野路 のぶさん:
僕らの出身地である群馬県の前橋市にも赤城山っていう山があったんですが、
住まいからは少しはなれていたんですよね。友達が住んでいる桐生を訪れた時に、
同じ群馬なのに自然をより身近に感じることができたんです。
それで、いざ店舗を構える場所として候補になりました。前(チャツネという名前で活動をされていた時期)の工房は、
桐生を散歩している時にたまたま雰囲気のある家を見つけて...
そのまま直接大家さんと交渉して入居させてもらったんですよ。
さらに、もっと工房を大きくしたいと場所を探していた時も、
野路 のぶさん:
ここも、犬の散歩していたら偶然小さな路地を見つけて。
そこを登っていったらこの場所に辿りついたって感じですね。
「散歩」が非常に役に立っているわけです。
その土地について、インターネットでは体験できない情報がたくさんある。
一人一台スマートフォンを持つ時代、
なにかわからないことがあればすぐに「検索」ができます。
それだけではなく、
今では「Google Map」のように、現地をまるで歩いているかのような機能まで出てきて、
そこを訪れたかのような擬似体験すらできるようになりました。
ただ、それは「真」の情報ではなく、誰かがアップロードした過去の情報なんですよね。
現地を実際に歩くことで、今の自分が知りたい本当の情報を文字通り足で探すことができる。
街の雰囲気や、空気感。人々の暮らし。
ここに住んだらどういう暮らしが待っているのかという本当の意味でのシュミレーションができるわけです。
もちろん野路さんたちのように、
ネットの不動産情報にも載っていない、偶然の「縁」との出会いだってあるのです。
これは、現地に行かないとやはり手に入れられない体験でしょう。
移住してみたい土地があるなら、まずはそこを歩いてみること。
移住をしてみたい土地があるなら、まずはそこを訪れて歩いてみること。
できれば、自分がそこに住んだ時を想定して歩くと自分ごとになってきます。
これは「都会から田舎への移住」に限らず、「田舎から都会への移住」でも同様。
積極的に現地で欲しい情報を集めようとしますから、自ずと自分と土地との「縁」を探し、出会いが生まれる。
情報は目で探すのではなく、足で探す。
文字通り、これが移住への第一歩かもしれませんね。