silky people

コラム

ミカンとタヌキ

この冬たぬきに遭遇しました。

野生のたぬきに会った事はありますか?

北関東の土地柄でしょうか、野生動物がちらほらいるのは知っていました。

車の走行中にイタチやタヌキを目撃した事はいままで何度もあるのですが、

まさかのまさか、庭で遭遇しました。

なぜ自宅の庭で遭遇したのか

彼らのごはん(食料)が庭にあったからです。

みかんです。

庭に小ぶりのミカンの木があり、小ぶりながらも毎年実がなります。

人間も少し食べますが、多くは鳥たちが食べに来ます。

それが今年は・・・・

 

鳥たちの食べっぷりが今年はいいなと日々感じていました。

さぞ美味しいのかと!

しかし、鳥の食べ方は、例年皮は木に残したまま、

中身のみを上手に食べてゆくのですが、

今年はやたらと皮が地面に落ちている・・・。

この時はまだタヌキが食べに来ているとは知りもしませんでした。

夜中のざわめき

風のない夜、こどもを寝かしつけ、

離れにある作業小屋へ行こうと玄関を出ました。

「?」ミカンの木が小刻みに左右に揺れている。

目を凝らして・・・。ピッカーーーン!!!

目が2個光っている。

じっとよく見るとタヌキが二匹。

警戒心が強く、すぐに逃げてしまいましたが、

驚きと感動。

ミカンを目当てに来ていたのは、タヌキもだったのかと。

それからのミカンとタヌキ

それからというもの。あれよ、あれよという間に

庭のミカンは一個も無くなり。

はす向かいのミカンの木を見ると・・・。

木の元に大量のミカンの皮。今度はあちらに食べに行った様子。

我が家の禿禿ミカンの木。

タヌキ以前に収穫していたミカンを、

鳥の為に日々数個づつ

半分に切って木に刺しています。

やはり鳥は中身を全く残さずキレイに食べていきます。

タヌキたちにも見習ってほしいです。

さて、今期のミカンも残り僅か。

また来期もみんな食べにおいで~。

最後に

1月の市からの広報物にハクビシン、アライグマなど

野生鳥獣に対する捕獲報奨金のお知らせが掲載されていました。

農業被害に遭われているいる方々のご苦労も色々あると思いますが、

止め刺し処分をされる動物。

それに対しての対価。

きれいごとだけの世の中ではないことは重々承知ですが、

こどもにこの事を聞かれた時。

大人はなんと説明すればよいのでしょうか。

考えてしまいました。

 

最後に。我が家のタヌキ。

定番の昼寝スタイルです。

 

今回もコラムをお読みいただきありがとうございます。

  • この記事を書いた人

mikko

洋服に関わる仕事をあれこれしたのち、子を授かり現在に至る。 生活環境の変化を機に、倦厭していた土いじりやお菓子作りが生活の潤いになっていることに本人も驚いている。

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