silky people

コラム

さくらのタイプ

春の賑わいも、桜が散ってひと段落。

ソメイヨシノを追いかけるように、濃いピンクの八重桜が見ごろになりました。

新入学、新学期、新社会人、4月になって環境や生活リズムが変化した方も多いのではないでしょうか。

自分自身、大きな変化はありませんが、こどもの送迎時の顔ぶれに変化がありました。

いつもの時間、いつもの見慣れた車たち、いつも会釈程度に挨拶を交わすお母さんやそのこどもら。

いないんです。

あぁ、卒業してしまったんだな。と再確認。

なんだか寂しいものです。

それと同時に、校門で泣き叫ぶこども・・・。

あぁ、我が家もこんな時あったなぁ。

たった数年前のことを遠い昔のように感じてしまったり・・・。

目の前の親子の気持ちを想像してしまったり。

 

4月の新年度、社会的には建前上、ポジティブメッセージが多いですが、

後ろ髪ひかれるような感慨深い気持ちも見過ごさずにいたいものです。

そして、思い出の余韻も今のうち。

緑生い茂る季節になれば、そんな気持ちの薄まり始め、

それぞれの生活リズムや目にする光景がなじんでくるものです。

 

時間の経過は偉大です。

 

時の経過と言えば・・・。

4月上、床に伏せていたのですが、一番楽しみにしていた季節の移ろいを逃しました。

久々の外気、満開の桜、花壇の成長、浦島太郎気分です。

寒かった冬の日々、蕾の形が見えてきた立春、今か今かと、桜の蕾を眺めた3月。

なのに、なのに、次々に咲いてゆく日々の経過を逃すという。

一年に一度のボーナスタイムが!

満開もいいのですが、これは好みの問題です。

ピークに向かう急勾配手前がいい。みたいな感じです。

垢ぬける前の純朴さある女の子が可愛い。みたいな感じでしょうか。

違うかも知れません。

ともあれタイミングを逃して悔しかった。という小話です。

皆様はどんな4月が始まりました?

 

今回もコラムをお読みいただきありがとうございます。

 

 

  • この記事を書いた人

mikko

洋服に関わる仕事をあれこれしたのち、子を授かり現在に至る。 生活環境の変化を機に、倦厭していた土いじりやお菓子作りが生活の潤いになっていることに本人も驚いている。

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