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コラム

明日春がきたら

3月になり、雪がひらりと舞う日があったり、春のぽかぽか陽気の日があったり、

3月という月は季節の変化、ライフステージの変化、年度末の締、等々、

節目の月ですね。

そして、1年の中で、最も別れの多い月かも知れません。

別れと言えば卒業式。

卒業や卒園を迎えたご家庭もおありかと思います。心よりお祝い申し上げます。

ひと回りもふた回りも大きく成長した我が子に胸が熱くなり。。様々な思いがこみ上げる。

そんな経験がある方、たくさんいられると思います。

感動的な大切なセレモニーです。

 

感動と比例して、時折あまのじゃく心が出てきてしまうのが性分なようで。

もし、年度の概念が違う月だったらどうだろうか。

卒業式が夏だったら・・・。感動するかな・・・。

季節がもたらす高揚感もあるよなぁ。

などと、ひねくれた考えが頭をよぎったり、

子どもを授かりたいと思ったきっかけは、そういえば教え子の卒業式だった・・・。

噂によると、仰げば尊しは現代は歌われないらしい・・・等々。

 

思いをめぐらしながら、

電車の中の自分に戻る。

 

視界の端に映る袴姿の女学生を眺める。

何やらリップを塗りなおし、可愛らしい手鏡でチェックを入れる。

二駅ほど先で、恋人らしき男性が乗り込んでくる。

花が咲いたような笑顔で微笑みあう二人。

ドラマのようなワンシーンを見ながら微笑ましくなりました。

BGMは松たか子「明日春がきたら」で決まりです。(年齢ばれる)

青春の盗み見。春ですね。

 

そんな3月。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

 

 

東日本大震災から13年。

哀悼の意を捧げます。

今回もコラムをお読みいただきありがとうございます。

  • この記事を書いた人

mikko

洋服に関わる仕事をあれこれしたのち、子を授かり現在に至る。 生活環境の変化を機に、倦厭していた土いじりやお菓子作りが生活の潤いになっていることに本人も驚いている。

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