silky people

コラム

6月の終わりに思うこと

梅雨が6月に明けたというニュースを聴いて。

でしょうね。という気持ちと、冗談でしょう。という気持ちと。

暑すぎてそれ以上は考えられない日々です。

紫陽花は根を張っているのにも関わらずドライフラワー状態。

黄金鬼百合は生き生きと咲いています。

 

夕立と蜘蛛

こどもの頃、暑かった日中の夕立ほど嬉しいものはありませんでした。

あっという間に空にモコモコと入道雲がわきたち、

ざざざーと雨が降り、涼しい風が通り抜け

また、夕方にからりと晴れるあの夕立。

夕立後の夕暮れは気持ちがいいです。

 

近頃では、夕立ではなく、ゲリラ豪雨の方がよく耳にする言葉ですね。

夕立は短時間ですが、ゲリラ豪雨は時間が長く、降水量も多く、

場合によっては竜巻を伴ったりと。

皆様のご承知の通りです。

異常気象の一言では言い尽くせないものがあります。

 

さて、40度近い気温をたたき出した日の夕方、

ひと雨くるのかどうか確認しに空の様子をみていると

蜘蛛がせっせと仕事をしていました。

毎夕毎夕、庭の水まきをする度、蜘蛛の巣が目に入ります。

これがまた、巣をとってもとっても、一晩で見事な巣を作るのです。

 

雨が降ろうが降らまいが、夕立だろうが、ゲリラ豪雨だろうか、

蜘蛛にとっては関係ないのだろうな。

寧ろ蜘蛛にとっては雨よりも私の方が脅威だろうな

などど、蜘蛛を横目に雨が降ることを願ってホースの先を下しました。

とりとめもない夕方のことです。

 

身近なおもちゃ

6月はとにかくいろいろ採りました。

姫竹。

春先の筍とは違い、5月末から6月頃に生える細身のものです。

6月は2回採りに行きました。

ちゃんばぁがアレコレ採りに行くときは、孫(娘)は必ずついて行きます。

自分の背丈よりも長い草やら、虫やら、大丈夫なようです。

そして娘も自分で採ります。ワイルドな3歳・・・。

自分で採ったものは自分で皮をむくとのこと。

手や服が汚れることを気にしないのは年齢なのか、性格なのか、環境なのか。

何にせよ、きっと楽しいのだろうと思ってみています。

自然は最高のおもちゃだと改めて感じます。

 

筍を折る力加減や皮をむくという手の使い方。

茶色の固い皮からでてくる、優しいクリーム色の柔らかい筍の色。

手で、目で、匂いで、最後は舌で。

成長と共に、こうゆうものからはきっと離れていってしまうだろうし、

3歳の記憶が残るとも考え難いですが、

尊い時間を共有できることが、日々の幸せです。

 

今回もコラムをお読みいただきありがとうございました。

暑い日々が続きます。熱中症にはお気をつけくださいませ。

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

mikko

洋服に関わる仕事をあれこれしたのち、子を授かり現在に至る。 生活環境の変化を機に、倦厭していた土いじりやお菓子作りが生活の潤いになっていることに本人も驚いている。

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