チューリップが似合う季節ですね。
新年度がスタートしましたが、入社式や入学式、新生活、生活に変化はありますか?
立ち止まりたくなる風景
忙しかったり、変化に富んだ日々を過ごしていると、
目の前の風景が、ただ目に映っているだけになっている。
そんな事はありませんか?
意識していないと、見ているようで実は見ていない。
そんなことがよくあります。
はたまた、電車やバスや車に乗っていて、「この景色もっとみていたいな。」
そんなこともよくあります。
立ち止まれる状況ではなかったり、立ち止まる時間の余裕がなかったり、
理由はありますが、
「ああこの景色いいな。」と思ったら思い切って止まることにしています。
いいな。と少しでも感じた時はその「いいな。」を大切にしたいですね。
さて、私の住む関東平野の田畑は、田植えに向けて田起こしがあちらこちらで始まりました。
トラクターが土をザックザックと掘り進める後ろを、カラスたちがついてゆきます。
土からご馳走が出てくるのでしょうか。長閑な風景です。
時季に田んぼに水が入り始めると、空が2倍になります。
田んぼに映し出される、流れる雲や夕暮れ、夜空、どれを見ても美しいです。
clematisクレマチスという「沼」第1回
近頃、「沼」という言葉をよく耳にします。NHKの番組タイトルに使われる程、
「沼」というネット用語は定着しているようです。
何かにどっぷりはまるという意味だそうです。はい。使ってみたい。その言葉。
沼と呼べる程ではないかも知れませんが、ここ数年、クレマチスに沼っています。
(これで合っているのか・・・?)
クレマチスと言えば、つる性の植物です。日本名だと、テッセンと呼ばれます。
そのクレマチス。世界に300種類以上の原種があると言われています。
日本にも約20種の原種があると言われています。
その日本原種のテッセンを海外に持ち運んだのがシーボルトです。
シーボルトは医者としてだけではなく、プランツハンターとしても活躍されていたのですね。
日本の原種がヨーロッパに持ち運ばれて、世界の原種とマッチング(交配)され、
現在、様々な品種改良を重ねられて、私たちが目にするような
多彩な花色の大輪や八重咲き品種が生まれたといいます。
クレマチス革命。
また、数多あるクレマチスは大別すると3つのタイプがあります。
①ひと重咲き②八重咲き③ベル型。この3のタイプは、花びらの枚数や形で、それぞれ見分けられます。
ちなみにクレマチスの園芸品種は、厳密には17~18系統に分類されます。
まさにクレマチス沼。
蔓性植物として有名なクレマチスですが、今回ご紹介したいものはもちら。
木立性のクレマチス”ヘンダーソニー”
「篭口(ロウグチ)」が特徴的な、「ベルテッセン」という通り名で呼ばれています。
小さなベル形の花が咲きます。
この花は成長過程がとても可愛らしいのです。
手で蕾を作ったような2枚葉がパックリと割れて、また手蕾のような2枚葉が出て・・・
それを繰り返し、花が咲くというものです。
大輪系のクレマチスと違って、控えで可憐な美しさがあります。
今回はここまで。クレマチス沼。
いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。