silky people

コラム

ポマトかも知れない事件

他所の人からみたら、大したことない、どうでもいいような、

けれども、本人は誰かに伝えたい。そういった話。

時折あります。

 

休日の朝。いつもとコースを変えて散歩していると、

目に入るジャガイモ畑。

これがジャガイモの葉だと、大人になってから知ったのですが、

以外に花がかわいらしい。

ジャガイモといえば、ベージュのゴツゴツフォルム。

この葉の根っこにはあれがいっぱい埋まっているのか・・・。

なんて思いながら写真をパシャリ。

すると、携帯電話がピロリン。

 

珍しく兄からの連絡。何かと思えば、ジャガイモからトマトが実ったと。

何を寝ぼけた事を言っているのかと、送られてきた写真を見ると。

た、た、確かにこれは、トマトかも知れない・・・。

これが噂に聞いたことのある「ポマト」という代物?!

西ドイツで、細胞融合によって作られた、土の下にジャガイモ、枝にはトマトという、

一石二鳥の幻のあの植物?!

遂に兄は細胞融合を成功させてしまったのか・・・。

なんてこった・・・。

 

ジャガイモ畑の前に立つ自分にとっては、タイムリーな話すぎる。

急いで家に帰って家族に話した所、

母親曰く、「ポマトってなに?時々じゃがいもの花に実がなるって聞くよね。」

なんと・・・。

「花が咲くのだから実がなってもおかしくないよね。」

ほほう・・・。

 

結果、ポマトではなく、ただのジャガイモの実でした。

ネットで検索した所、出てくる。出てくる。ポマトではなかった・・・。

ちなみに、割るとこんな感じです。

毒性があるらしく、食べることはできません。

大したことない話です。

けれども、少しロマンを感じました。

そんな休日のお話です。

 

 

今回もコラムをお読みいただきありがとうございます。

  • この記事を書いた人

mikko

洋服に関わる仕事をあれこれしたのち、子を授かり現在に至る。 生活環境の変化を機に、倦厭していた土いじりやお菓子作りが生活の潤いになっていることに本人も驚いている。

-コラム