silky people

コラム

新年と時間感覚

はじまりました。2022。

今年も宜しくおねがいします。

 

初日の出を見に行きました。

一人でも、家族ができてからも、これだけは譲れない。

習慣とはなかなか凄いものです。

初日の出を見たからといって特別何かいいことがあるわけではないのですが、

何ともいいのです。

太陽が出る前のぼんやり明るくなり始める感じと寒さがたまりません。

そして、水筒につめておいた温かい珈琲は格別の美味しさです。

人生の体感時間

さて、令和4年ですね。もう令和が始まって4年という事実にドキッとします。

ちょっと早すぎやしないかと。

やたらと時間だけが先に進んでしまっているような感覚で

体感と時間感覚がしっくりこないような?

子どもの頃は「1日はとても長く感じたのに1年はとても短い。なんでだろう?」

とよく思っていました。なんと退屈な幼少期。

コラムをお読みの方は「1日」や「1年」をどんな風に感じますか?

 

ジャネーの法則ご存じですか?

歳を重ねるごとに1日1年を短く感じる。という方は

ジャネーの法則を耳にしたことがあるかもしれません。

フランスの哲学者ポール・ジャネ(1823〜1899年)

「生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢に反比例する」

それによると、50歳の人間にとっての10年間は5歳の子供の1年間にあたり、

5歳の子供の1日が50歳の人間の10日に相当することになります。

子どもの1日はなんと濃密な!20歳で人生の半分が終わるという・・・。

うーん。そうではないような・・・。

じぶんの時間感覚

日常が便利で効率よくなるほどに、かえって情報の取捨選択に迷い、

時間は短く感じているのかもしれません。

確かにジャネーの法則も一理あるかも知れません。

しかし、時間は立場によって伸び縮みする相対的なものという考えもあります。

個々の生き方、物事の感じ方で時間感覚が変動する方が自然です。

そこに年齢は関係ないように思います。

「1日」や「1年」を短く感じる時もあれば、長く感じる時もある。

時間や年齢にとらわれず、今感じている瞬間を大切にして生きたいものです。

 

さて、違和感の感じた令和4年。

2021→2022 ならばしっくりくる。

最後にやっと気づきました。元号がしっくりこないのだと。

散歩途中のコセンダングサを見て

「線香花火みたいだね」と娘。

「洋服に付くとなかなか取れないから注意して」と数十秒前に言った自分を恥じる。

 

今回もコラムをお読みいただきありがとうございます。

  • この記事を書いた人

mikko

洋服に関わる仕事をあれこれしたのち、子を授かり現在に至る。 生活環境の変化を機に、倦厭していた土いじりやお菓子作りが生活の潤いになっていることに本人も驚いている。

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