silky people

コラム

海について考える。

田んぼの稲はすくすくと育ち、

栗の木には鮮やかな黄緑色の栗がちらほら、

ゆるやかな時間。大切な時間です。

 

高級秋刀魚

少し前のニュースの話。

今シーズンの初サンマが過去最高の高値だった。

卸値1キロ12万円(1匹¥13.200)何という高級魚。

秋刀魚 あきのカタナという位ですから、一般的に流通するのはもう少し先ですが、

それにしても高い。

それもその筈、漁獲量の変化が凄まじい。

全国さんま棒受網漁業協同組合の資料によると、

2001年には 266.344トン の漁獲量に対し

2020年には、29.566トン と、大きく減少しています。

地球温暖化による様々な影響だということは明白です。

季節を感じる旬の味と思っているものは

近い未来過去のものになってしまうのではないかと感じたニュースでした。

海の酸性化

少し前に海の日がありました。昔は無かったこの休日。制定から今年で27年。

海の日は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う。」日とされています。

知りませんでした・・・。

そんな海について、先日興味深い特番を見ました。

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海の異変 しのびよる酸性化の脅威

地球温暖化の原因である二酸化炭素を世界中の海が大量に吸収し、

大気中の二酸化炭素の50倍もの量を海が蓄積しているという事実。

そして今、「海洋酸性化」という恐ろしい異変が起き始めているというものでした。

北極海のミジンウキマイマイの殻は薄くなり、殻が溶けて穴が開いてしまっている事実。

ミジンウキマイマイのような有殻翼足類が減少すると、

それを餌にする動物プランクトンや魚はもちろん減少します。

酸性に傾いた海の水にによって命が奪われているのは北極海だけではありません。

全世界の海で起きています。もちろん日本の海でも。

ドミノ倒しのように生物に影響が及んでいる海洋酸性化。

海洋汚染の問題はよく取り沙汰され、

プラゴミ問題などは目に見えるアクションとして多く浸透していますが、

海洋酸性化については知らないことばかり。

海に迫りくる危機を考える機会になりました。

ちなみに、SDGs17のうち、14番目に目標設定されています

「海の豊かさを守ろう」

海の日!休みだ~。ラッキ~。海いこ~。

もいいのですが、時には海について考えを巡らせるのもいいのではないでしょうか。

海の思い出

海なし県に生まれ育った人 あるある。

海を見るをテンション上がる。海に行くと貝殻探す。

さて、こどもの頃の夏休み。

楽しかった海。

砂浜の美しさを表現したくて、砂を張り付けた絵日記。

先生からの辛口コメント。砂がバラバラになるランドセルの惨状。

こんなことばかりの小学生の自分に教えたい。

大丈夫。失敗こそ宝物。

 

今回もコラムをお読みいただきありがとうございました。

 

  • この記事を書いた人

mikko

洋服に関わる仕事をあれこれしたのち、子を授かり現在に至る。 生活環境の変化を機に、倦厭していた土いじりやお菓子作りが生活の潤いになっていることに本人も驚いている。

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