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コラム

ハート飛び交う三寒四温

ハート飛び交う2月かな

ハートが飛び交う2月14日 バレンタインデーといえば・・・

もらう方ですか?あげる方ですか?関係ない方ですか?

バレンタインデーにおけるヨーロッパでの起源やら、日本での流布スタイルなど

皆さんご承知の通りかと思います。

近頃では、フラワーバレンタイン等、男性から女性に愛と感謝と伝えよう!

といった本来のスタイルを普及させようとするような風潮もあるようです。

チョコレートやら、花やら、消費させたくてしょうがない様です。

とは言え、この時期のラジオやTVの情報番組の内容はとにかくチョコレート目白押し。

見た目の華やかさ、味の素晴らしさはさることながら、

生産背景に重きを置いたビーントゥバーやフェアトレードカカオなど、

消費者を誘引する様々なチョコレート商品があるようです。

カカオの生産者

そんなチョコレート関連で気になったものが、カカオの生産についてです。

カカオが栽培される地域はカカオベルトと呼ばれる赤道の南北20度、亜熱帯の地域です。

高温多湿のムシムシ気候です。生育環境は想像よりもデリケート。病害虫にも弱いそうです。

 

さて、カカオ生産と言えば、個人的には児童労働や農家の貧困問題など、ダークな印象を受けます。

そこに関しては、収入向上を目指した、取り組みや改善が徐々に行われつつあるようです。

しかし、カカオ生産者は高齢化し、

次世代生産者はカカオよりも効率的に収益をあげられる農産物(レモンなど)に移行したり、

カカオ生産そのものを継承しない次世代も少なくないようです。

一方では、コーヒー豆農家がカカオ生産に移行することもあるそうです。

(コーヒー豆の生育環境が現状の標高では難しくなりつつある為、標高を上げた生産よりも、

標高を下げたカカオの方が生産しやすい為)

人口の多い国を中心に、チョコレートの需要が拡大し、カカオ生産の為森林が破壊され、

異常気象が起き、カカオに影響が及び、カカオ農家が減り、カカオが高騰し・・・

これはカカオだけではなく、様々な分野にも通ずる問題だと思います。

人間の業とは。何なのか。

近い将来チョコレートは食べられなくなるのでは?!

というわけで、近年は代替カカオとして「キャロブ」が市場に出回っています。

マメ科の植物がチョコレートに似ているなんて不思議です。

最後に

青春時代はアンチバレンタインを掲げ、チョコを作るなんて言語道断。

しかしながら、社会人になって以降、先輩方の習わし通りに上司の贈答儀式として購入、

献上を繰り返しておりました。

今思えばカカオの無駄使いだったかも知れません・・・。

そんな自分がチョコ菓子を初めて作ってみました2023。

カカオを思うと大切に食べようと思いました。

 

以上。コラムを読んでいただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

mikko

洋服に関わる仕事をあれこれしたのち、子を授かり現在に至る。 生活環境の変化を機に、倦厭していた土いじりやお菓子作りが生活の潤いになっていることに本人も驚いている。

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