「さくげつ」田口侑希乃さんのプロフィール
大分県出身。大学在学中にエアライン会社に就職。
その後「自分のお店を持ちたい」という目標を叶えるために、さまざまな店舗で経験を積む。
生産者の想いを丁寧にお客様に伝え、商品に想いを寄せてもらえる事を大事にしつつ。
ご夫婦二人で、群馬・桐生にて「さくげつ」を営業されています。
(前回の記事はこちら⇩)
夫婦でお店を始めたからこそ、言いたい事が言い合える。
インタビュアー酒井:
旦那様と奥様のお二人でこのお店を続ける上で、
どの様にバランスをとりながら営業をされていますか?
さくげつ田口侑希乃さん:
私は結構ラフなところがあるんですよね...。
インタビュアー酒井:
え!!そうなんですか?!
さくげつ田口侑希乃さん:
はい。たとえば接客でも結構ラフで。
エアライン時代の接客がしっくりこなかったのは、
堅苦しい接客を現場では求められがちだったというか。
それが、自分の中では違和感があったんです。
なので、今のお店では壁がない接客をしたいと考えているんですね。
ただ、夫に
「お客様とため口で話していたよ。」
と指摘を受けたりすることもあるんです。
本当に気づいていないのですが、ラフになりがちなんですよね。
逆に、夫は接客にしても金銭面にしても、
とても几帳面なところがあるんですね。
なので、自分のラフな部分を夫が補ってくれる感じですね。
インタビュアー酒井:
旦那様が縁の下の力持ちでいてくれるから、
侑希乃さんが思う存分お店で接客できるということなんでしょうね。
さくげつ田口侑希乃さん:
そうかもしれませんね。
逆に夫は接客については、苦手意識があるみたいで。
「自分は側から見ると固く見えるから、あまり表に立たないほうが良い」
とよく言っています。
そういった部分でバランスは取れているとは思います。
あと、二人でお店を始めたからこそ、今はお互いの考えを、しっかり伝えられている感じもありますね。
たまに意見がぶつかる事もありますが、それもお店のためになっています。
移住する事を、重く考えすぎないほうが良い。
インタビュアー酒井:
今、世間では「移住」という言葉がかなり定着したと思うのですが、
それでもなかなか実際に決意する方は少ないと思うんです。
田口ご夫妻が桐生に子供を連れて移住した経験から、
移住を考えている方にアドバイスの様なものはありますか?
さくげつ田口侑希乃さん:
私がサバサバしているからかもしれませんが、
「もし合わなかったら、次を考える」
くらいの感じで移住してみたら良いと思うんです。
私の親も、私が桐生へ引っ越す時に、
「定住するなんて考えなくて良いから、合わなかったら他の場所もあるし。」
と声をかけてくれたんです。
移住を重く考えすぎないほうが良いと思いますね。
インタビュアー酒井:
はぁあ...すごい斬新な考え方だと思います!
さくげつ田口侑希乃さん:
ただ、桐生は本当に良いところですよ。
外から来た人を受け入れてくれる雰囲気がある。
と移住する前から感じていました。
移住前に二度ほど桐生を訪れたのですが、
Anchorさんや、ふふふさんとお話しして、
外からの移住に対して具体的にイメージが湧きましたし、
移住された方がお店を始めると、
そのお店目当てで、外からの新しいお客様も集まるんですよね。
また、もともと桐生に住んでいた地元の方も、移住された方にきさくに声をかけてくれるんです。
さくげつのご近所の方も、お店を始める前から
「がんばってね。」と声をかけてくれたんですよね。
自分たちが想像していたお店の形が、桐生だったら実現できるかも。
桐生だったら、きっと大丈夫だろうな。と思えましたね。
インタビュアー酒井:
これから、やりたいことなどあれば、教えていただけますか?
さくげつ田口侑希乃さん:
「商品を作る」ということをやってみたいですね。
例えば、今取り扱っているお野菜って余ってしまう時もあるんです。
それを加工品やお惣菜にして販売したいと考えています。
さくげつでは、調味料も取り扱っているので、
それを使ってお惣菜をつくれば、お客様への提案にもなりますしね。
インタビュアー酒井:
確かに、さくげつには「美味しい予感」がする商品がたくさん並んでいますね。
僕にも後で商品について色々教えてください!
(終わります。)