silky people

コラム

プレゼントよりも大切なもの

あれあれもう12月…。

何て言っていたらもう年末。

皆様はいかがお過ごしでしょうか、慌ただしい日々でしょうか?

それとも、のんびりしていますか?

さて、先週はクリスマスがありました。

年に一度のクリスマス。大切な人と過ごしたり、幸せを分かち合ったり、誰もが幸せであって欲しいと願うばかりです。

が、そうではないのが、世の中の不条理。

ロシアのウクライナ侵攻が終わらぬ間に、中東でも争いが勃発し、出口の見えない戦争に心を痛めるばかりですが、

そんな時にこの一冊に出合いました。

ご存じの方も多いかも知れませんが、

第1次世界大戦の時に実際に起こったクリスマスの奇跡のお話です。

ドイツ軍とイギリス軍の最前線の戦いのさなかの12月24日

塹壕(ざんごう)に身を隠しながら戦うその場所で、どちらからともなく、

「きよしこの夜」の歌が聞こえ始め・・・。というお話です。

ドイツ語のきよしこの夜もイギリス英語のきよしこの夜も、言葉は違えど

同じ歌。クリスマスを祝う気持ちは同じ。同じ人間なんだ。

と、分かち合い、戦争を一時お休みする。という奇跡の実話です。

残念ながら、クリスマス後は戦争は再開されましたが、

今から109年前に起こった出来事です。

 

幸せな時間を過ごせている人々の裏側にそうではない人々もいる。

あれがほしい。これがほしい。と、

欲望が書き連なるクリスマスツリーを商業施設で眺めながら、何とも言えない気持ちになります。

プレゼントよりも大切なものがあるはずだし、それを伝えるのは大人なのでは・・・。

答えのない話ですが、自分に中の「?」から目を背けたくないないな。と思う年末です。

 

さて、大掃除順調でしょうか?

今年も残すところあと3日。

今回もコラムをお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

  • この記事を書いた人

mikko

洋服に関わる仕事をあれこれしたのち、子を授かり現在に至る。 生活環境の変化を機に、倦厭していた土いじりやお菓子作りが生活の潤いになっていることに本人も驚いている。

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