真っ直ぐな目をした人に出会ったことがありますか?
今回取材させていただいた、
あめつち舎の藤野さんに「玄米クッキーこめぞうくん」について
聞いてみると、よく通る声で一言。
「なんにも体にわるいものがはいっていないよ。と胸を張って言えますね。」
そう言う時の真っ直ぐな視線といったら。
インタビューをしながら「こめぞうくん」を頂いたのですが、
本当に素材そのものの旨味がギュギュギューッと口の中に広がるんです。
ここまでライブ感のあるお菓子、、、今まで食べたことがない!
こんな元気のある食べものである「玄米クッキーこめぞうくん」は一体どうやって生まれたのか。
あめつち舎の藤野さん、須永さんにお伺いしてきました。
「あめつち舎さんのプロフィール
株式会社あめつち舎は、昔からの叡知を受け継ぎ、
共存共栄の基、〈みんなに やさしい たのしい 暮らし〉を営んでいます。
本の柱[命・農・食・子ども・伝統文化・地域活性・祭]を軸に、
5つのカテゴリー[たべもの・きるもの・まなびごと・たてもの・まつりごと]で総合的に活動しています。
今回お話しをお伺いしたお二人。
■藤野幾三さん
「桐生断食道場」の代表、(株)あめつち舎代表取締役社長。
体操だけではなく、生活行法としての実践ヨガをもとに、
さまざまな体の不調を持つ人の悩みを解決している
「桐生断食道場」の主催も務めています。
■須永朋子さん
桐生生まれの桐生育ち。(株)あめつち舎営業統括部長。
子育ての傍ら、郷土である桐生に対する愛を形にすべく、
福島原発事故で汚れた地元の土を取り除くSDGsのはしりともいえるトランジションタウン運動や、
そこでできた仲間と共に「三角お屋根のマーケット」を開催しています。
「フクル木島さん」のプロフィール
Silky Peopleの発起人であり、ブランドマネージャー。
アパレル担当で、実はこの記事の写真も主に木島さんが撮影されています。
群馬県桐生市出身JYUNYA WATANABEチーフパタンナーに就任後、
イオントップバリュ㈱で衣料商品企画開発部のチーフクリエイティブデザイナーに就任。
2011年に個人事業主として起業。2014年、株式会社Huggyhuggy(ハギーハギー)設立。
2015年、株式会社フクルを設立。
(前回の記事はこちら⇩)
世界基準でおもしろい人が多い。文化のある街「桐生」。
編集・酒井
桐生に住み始めたきっかけについてお話しをうかがってもよろしいですか。
あめつち舎・藤野さん
はい。僕は熱海断食道場で本当のヨガを実践しながら、2003年から指導していまして、
師匠の方から桐生にある道場をお前に任せるということで桐生に引っ越してきました。(※現在は熱海断食道場も引き継いでいる)
ヨガには段階があって先ずは自己確立、自立をしその次に自分の周りを幸せにする為に活動してくという教えがあります。
空海はまさにそれを実践した人です。
自分は病気という宿題を戴いて、それをクリアしたので、次は自分の周りですね。
その一環として、地域の活性ということで持続可能な社会活動を桐生で2010年くらいから始めました。
今のSDGsのハシリですね。ただ、今のSDGsのような表面的なものではありません。
その活動を通して、桐生の人達との交流が増えて、朋子さんとも出会いました。
桐生でお店を営んでいた和田ゆかりさんと、
桐生在住でお店を営む森下直哉さんとの出会いが一番大きかったですね。
そのお二方のお陰で色々な活動ができました。
原発の勉強会や数えきれないほどのオーガニックイベントを主催できました。
この10年で本当に素晴らしい人間関係を築けました。
師匠から桐生には文化がある。とても面白い街だと聞かされていました。
住んでみて感じたことは、世界基準の凄い方ばかりで、何よりもとてもおもしろい方々ばかりなんです。
フクル・木島さん
確かにそういう人は多いと思いますね笑
あめつち舎・藤野さん
ワクワクする街で桐生がとても好きになり、ここで起業しようと決め、「あめつち舎」を作りました。
世に受け入れられる味を作るという考え方はブラさない。
編集・酒井
今後、やりたいと思っていることはありますか?
あめつち舎・藤野さん
地域の活性は桐生だけではなく、桐生を通して他の地域との交流で活性化する地域を増やしていければと考えています。
例えば桐生だと伊東屋珈琲さんに豆を提供して戴いてコラボしてコーヒー味を作りました。
それから、他の地域との交流ということで、有機で抹茶を作っている
静岡県島田市のMatcha Organic Japan さん
https://matchaorganicjapan.com/
とコラボしました。
抹茶は焼くと香りが飛ぶのですが、ここの抹茶で作ったクッキーは噛めば噛むほど香りが口に広がるんです。
あめつち舎・須永さん
それも、農業を真剣に取り組み、命の大切さを大事にしている農家さんから、玄米粉と小麦粉を分けていただけて出来ることで。
それぞれ貴重な素材を活かし美味しく作るためにはどうすれば良いかを、製造してくださっている青柳さんと話し合いもたくさんしています。
粉の配分みたいなところから、毎回かなり話し合ってるんですよ。
編集・酒井
確かに食べてみると、この配合が一番うまさが引き出されるのかも。
って思えるくらいの旨味がきますよね。
あめつち舎・藤野さん
原材料も高いものから安いものまで試したんですが、
やっぱり高ければ良いってものでもないんですよね。
「こめぞうくん」として一番美味しい配合だったり、銘柄を選ぶのが本当に大事なんですよ。
一般の方にでも受け入れられる味ってどんなものかという考え方はブラさずにやってますね。
そうやって、こめぞうくんを全国に広めていきたいなぁー!と思っています!!
(終わります。)