移住成功のヒント:地元に雰囲気が近い場所を選ぶ。
こんにちわ。編集の酒井です。
本サイトで聞いた移住に役立ちそうな言葉を「移住成功のヒント」シリーズとしてお送りしています。
さて、今回取り上げる移住のヒントは「さくげつ」の 田口康範さんの言葉から。
「なつかしさ」は人にとってどれだけ大事かを考えさせられました。
「お店は最初から桐生に出そうと考えていたのですか?」という質問に対して、
意外な答えが返ってきました。
インタビュアー酒井:
お店は最初から桐生に出そうと考えていたのですか?さくげつ田口康範さん:
最初から桐生にこだわっていたわけではなかったんです。ただ、独立を決めた後に前職の会長から、
「桐生というところで、新しいブランドを立ち上げることになったから、それを手伝わんか?」
とお声がけいただいたんですよ。とはいえ、当時、僕も桐生という土地については仕事で何度か来たくらいで、
あまりよくわかっていなかったので。まずは、ちゃんと行って見てみようということで、
「店ができるかどうか検討してから、会長に返事はさせていただきたい。」
と返答したんですよね。(中略)
京都出身の僕からすると、
桐生ってどことなく京都に雰囲気が似ている気がするんですよ。住んでいる人の個性がハッキリして、人との距離感をちょっと置くけれど、
いざ、ご近所さんに何かあった時に、一丸となって動けるような感覚があるんですよね。そこも桐生が面白いと思った部分ではありますね。
いざ移住となると、今までの生活から心機一転!というイメージが僕の中ではありました。
ただ、この田口さんの言葉を聞いた時に
「なつかしさ」というのは移住をする上でかなり大きな魅力になるのでは...と感じたのです。
ほとんど知らない土地なのに、なぜかしっくりくる場所。
言葉では説明できない自分の「感覚」が、移住先の土地の風土、気風にマッチするか。
これについてはやはり、考えるよりも感じ取るものなのでしょう。
移住地を「生活コスト」や「子どもの教育環境」で選ぶことはもちろん大事。
ただ「水が合う・合わない」も大事な要素の一つになりそうです。