今朝ついに霜げてしまいました
霜げる(しもげる)とは野菜や植物などが寒気や霜などで凍って傷むことをさします。
今朝ついに霜げてしまったのは皇帝ダリヤです。
コラムをお読みの方は皇帝ダリヤをご存じでしょうか
ダリヤの一種でキク科の植物です。
皇帝の名の如く、大きいものでは背丈が5~6mにもなります。
花そのものは薄いピンクと紫を混ぜたような色味です。
11月下旬頃になると、あちらこちらのお宅の塀を越えて
見事な花を見せてくれます。
その花が何かといいますと、
皇帝ダリヤの咲具合で季節を感じるからです。
どんなモノやコトに冬だな・・・と感じますか?
例えば、街中で、ブーツを履く人、ダウンコートを着る人が増えてくると、冬だなーと感じたり
イルミネーションが点灯し始めると冬だなーと感じたり
おでんや鍋物のコーナーが拡大しはじめると冬だなーと感じたり
人によって冬を感じる視点は違う所が面白いですよね。
北関東に住む筆者にとって、皇帝ダリヤが冬を感じるモノなのです。
先述した通り、皇帝ダリヤは大きいもので背丈が5~6mほどになります。台風が来たら・・・
折れます。
その為に育てている人は、支柱を立てて倒れないようにしたり、少しの手間をかけます。
花が咲く前の蕾の状態で霜が降りたら・・・
咲きません。
だからこそ、見事に咲いた年は
皇帝ダリヤを眺めると何とも言えない嬉しい気持ちになります。
「今年はよく咲けたねー。台風で折れなくてよかったねー。」
久々に孫と顔を合わせるおばあちゃんのような気持ちです。
そんな皇帝ダリヤも、霜が降りたらTHE END。
今年の場合は1週間程度、見事な開花を見られました。
出来ることなら花びらがきれいに散る所まで見たかったな。
と、も思いますが、それが季節の移り変わり。
霜が降り、いよいよ本格的な冬になります。
師走の12月、今年も残すところあと1カ月ですね。
冬こそ体力作り!と思い近くの低山に散歩に行きました。
紅葉のグラデーションが美しかったです。
最後に、コラムをお読みいただきありがとうございました。