冬らしくなってきました。
夜明けの遅いこの季節、夜明けがいちだんときれいに感じられます。
太陽が顔を覗かせる少し前、うっすらと白んでくる頃
東の空にひときわ明るく光る星があります。
金星です。
”暁の明星”(あけのみょうじょう)とも呼ばれ、親しまれています。寒い季節に見ごろの星です。
暁けの明星に対し、日没後に西の空で見えるものは“宵の明星”(よいのみょうじょう)と呼ばれています。
「宵」・・・日が暮れてからしばらくの間。
日本語の響きって美しいですね。
夕暮れからの宵の明星。いいですね。
ちなみに、冬の夕暮れはきれいなオレンジ色が多いと思いませんか?
冬の夕日が黄色や橙色に見えるのは様々な理由があるそうです。
冬型の気圧配置や北西の季節風、また、空気中の水蒸気が少なくなり、
チリやホコリも舞いにくくなります。
そのため、空気中の不純物が少ない。など、色々理由があるようです。
季節の移ろいが見せてくれる自然のキャンバスはこころうたれるものがあるように思います。
朝焼けや、夕暮れなど、ふと思い出したら金星を見つけてみてはいかがでしょうか。
その際、寒さ対策忘れないようお気を付けください。
今回もコラムをお読みいただきありがとうございます。