近頃は夕方頃から、
リーーン、リーーン、コロコロ、コロコロ。
スズムシやコオロギの鳴き声が忙しくなってきました。
入浴中に聴こえてくると、とても心地よく、季節の移ろいを感じられるのは幸せだなぁと、
虫の声に耳を澄まして・・・。
としたい所ですが。
目の前のこどもの大音量の歌声で、虫たちの音色は何処へやら。
童謡ってどうよ?
季節の移ろいを最近はこどもの歌で感じています。
少し前までは「うーみはひろいーな、おおきーいなー」
と口ずさんでいたかと思えば、
9月にはいってから「き き きのこ き き きのこ のこのこのこのこ あるいたりしない」
きのこの歌に変わったようです。
「きのこ」という歌は近年、こどもを通して知った歌なのですが、
こどもは半分位何を言っているのは解らなかった為、歌詞を検索したところ、
あるいたりしない。うでなんかださない。かさが大きくなるなるなるなる。
等々、歌詞に惹かれる歌なんです。
歌詞は「まど みちお」です。
おもちゃのチャチャチャやぞうさんなど、
誰もが聞いたことのあるような、有名な童謡を数多く作詞された方ですが、
その才能を見出したのが、北原白秋。
「ゆりかごのうた」「まちぼうけ」などこちらも有名な童謡を数多く残されました。
詩人だとばかり思っていたのですが、
こどもの歌本で童謡作詞をしていたと知った時は驚きました。
周知の事実かも知れませんが・・・無知でした。
こどもを通して知る事や再発見などとても多く、きのこの歌もそのひとつです。
こういった時間を共有できることに日々感謝です。
さて、お風呂で熱唱の「きのこ」、今年は振り付けもバッチリなようです。
私の顔面にお湯をまき散らして踊っています・・・。
得意げに歌って踊る姿をあとどれくらい見せてくれるのか、
こどもが成長しても、この光景を忘れまいと、心に誓う秋の長風呂です。
最後に
冷房をつけなくても、心地よく眠りにつける日が日に日に増えましたね。
朝晩の気温差も出てくる頃ですが、夏の疲れも出てきやすい頃です。
ご自愛くださいませ。
今回もコラムをお読みいただきありがとうございます。