節分、立春、さて、春の足音もそろそろ・・・。
なんて思えば、暖かさに包まれる週末がきたり、気を抜くとまた冷え込んだり、
2月というものは、寒さの中にも春の希望を感じ、
冬眠明け前の生き物たちの気持ちを1%位味わったような気持ちになります。
公園の周辺を散歩すると、梅の蕾が膨らみ始めていました。
図書館の帰りにまわり道をすると、オオイヌノフグリが咲いていました。
枯草の中でひときわ目を惹く健気な青色。春先取りです。
植物名オオイヌノフグリですが、実は他の呼び方もあるとご存じですか?
小さな青い瞳が覗いているように見えることから「星の瞳」と呼ばれたり、
青い花色が瑠璃(ラピスラズリ)の色に似ていることと、葉の形状が唐草模様に似ていることから
「瑠璃唐草」と呼ばれたりと、様々。
ニックネームのようなものでしょうか、オオイヌノフグリの名前の由来をご存じの方も多いと思いますが、
ちょっと言うの恥ずかしいかも・・・。
別名のほうが何だか呼び易く、響きも良いかも・・・。(個人差有)
それはさておき、
枯草の中で小さくても、凛と咲くオオイヌノフグリの姿が、
あるひとを彷彿とさせました。
風の谷のナウシカの主人公。
ナウシカです。
細かく言えば、映画終盤、王蟲の金色の触手を歩くシーンのナウシカです。
茶色の枯草、枯葉の上のオオイヌノフグリと見比べて下さい。
何か感じませんか?
感じたあなたはナウシカファンかも知れません。
1984年に映画公開「風の谷のナウシカ」この原作漫画がかなり深い。
映画の内容は漫画の1巻ちょっと位の内容です。
人間、文明、自然に加え、宗教や戦争、魅力を言い尽くすことは不可能ですが、
約40年前に生み出された漫画とは思えない程、
天変地異の混沌とした今を生きる私たちに響く内容なのではないかと思います。
ご興味ある方、是非一読ください。
今回もコラムを読んでいただきありがとうございます。