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コラム

年賀状という文化

紅葉シーズン真っ只中。

つい先日まで黄色だと思っていた銀杏の木。

 

1週間でオレンジがかってきたようです。

 

この季節になると、年賀状の準備も始まっているのではないでしょうか。

皆様の年賀状事情はいかがでしょうか。

取り合えず送っていますか?潔くやめましたか?

 

近年その文化は衰退傾向のように感じられます。

古くは平安時代の貴族文化に始まったと言われています。

一般的な文化として定着し始めたのは明治20年前後だそうです。

約135年前。長いと感じるか短いと感じるかはそれぞれです。

新年の挨拶や1年の感謝など、想いを伝えるツールですが、

この年賀状という文化。面倒だと感じる方が多いのではないでしょうか。

メールやSNS等スムーズに時間をかけずに新年の挨拶をしようとすればいくらでも便利は方法はあります。

それはそれでいいのですが、たまには年賀状に時間をかけてみるのはいかがでしょうか。

 

近頃、はっと気づかされたことがあります。

娘は最近おてがみに夢中です。

園でお友達にお手紙をもらってから、自分でも送るという気持ちになっているようです。

自分の名前を書くのがやっとの状態。

娘に指示された文を私が下書きをして、それを鉛筆でなぞるというスタイルです。

それがまた、送る相手によって中身が違うのです。

 

一緒に遊んでくれてありがとう。

散歩に連れて行ってくれてありがとう。

お風呂にいれてくれてありがとう。

彼女にとって手紙は感謝を伝えるツールであり、送る相手それぞれとの思い出を振り返って内容を決めている。

こんなに小さいこどもでも、相手を慮る気持ちがある。

ということにはっとさせられました。

 

大人はどうでしょう。

年賀状。単一の、ただ送るだけの挨拶状。体裁を整える為の形式ばったもの。

そんなものになってはいませんか?

忙しくてそんなものに時間を割けない。とりあえず出せばいい。

色々な理由はあるもので、紙きれ一枚でもその気持ちは伝わってしまうような気がしています。

頂いた年賀状を批判するわけではありませんが。

子どもの写真だけの年賀状。

全て印刷された直筆0の年賀状。

一体誰からのものなのか、何の為のものなのか。

よくわからなくなる時があります。

はたまた、一筆添えられているものや、描きの絵があしらわれているものなど

こころを感じる1枚はとても嬉しいものです。

 

たかが年賀状。されど年賀状。

もし、出す機会があるのならば、一筆したためるのはいかがでしょうか。

 

最後に。

 

以前コラムでご紹介したコスモス畑ですが、

ついに耕やされ、跡形もない更地になりました。

 

また来年もコスモス畑になったらいいな。

と娘と話ながら、更地の周りをぐるぐると散歩して帰りました。

移りゆく季節その時々。

1年後の楽しみがまたひとつ増えました。

 

今回もコラムをお読みいただきありがとうございました。

 

 

  • この記事を書いた人

mikko

洋服に関わる仕事をあれこれしたのち、子を授かり現在に至る。 生活環境の変化を機に、倦厭していた土いじりやお菓子作りが生活の潤いになっていることに本人も驚いている。

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